サウナの話をしなくなった

最近、サウナの話をしなくなった。

行っていないわけじゃない。
入っていないわけでもない。

でも、誰かに話すことが減った。

前は、つい口にしていた。

あそこの水風呂が良かった。
今日のロウリュは熱かった。
あの外気浴は最高だった。

感想を持ち帰って、
誰かに渡したくなっていた。

今は、持ち帰らない日が増えた。

良かったな、と思っても
そのまま置いてくる。

帰り道にはもう、
別のことを考えている。

話さなくなったからといって、
冷めたわけじゃない。

むしろ逆で、
自分の中に残しておけるようになった。

前は、
ととのいを共有したくて、
少し急いでいたのかもしれない。

うまく言葉にしなきゃ、とか。
ちゃんと伝えなきゃ、とか。

今は、その焦りがない。

サウナは、
説明しなくてもいいものになった。

良かった日も、
何も起きなかった日も、
どちらも同じくらい静かに終わる。

誰にも話さなかった日ほど、
自分の中にちゃんと残っている気がする。

サウナの話をしなくなったのは、
熱が下がったからじゃない。

たぶん、
生活の一部になったからだ。

話題にしなくてもいい。
でも、なくならない。

それくらいの距離が、
今はちょうどいい。

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Author

お風呂とサウナで心を整える39歳
銭湯とサ活の日々を「ふろがみ」として発信中。
ロウリュに愛されたい。

サウナスパ健康アドバイザー/熱波師検定B

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