この数本で、
ずいぶんいろいろな事を書いた。
行かない日が普通になったこと。
期待しなくなったこと。
入らなくてもいいと思えたこと。
話さなくなったこと。
記録しなくなったこと。
ととのおうとしなくなったこと。
それでも、やっぱり好きだと思えた日。
どれも、
大きな出来事ではない。
でも、確かに変わっていた。
サウナとの距離が、
少しだけ変わった。
前より近くもなく、
遠くもない。
手を伸ばせば届くし、
伸ばさなくても困らない。
そんな距離。
以前は、
サウナに何かを求めていた。
ととのい。
切り替え。
解放。
リセット。
今は、
求めなくてもそこにある。
ある、という事実だけで十分だと思える。
距離ができたからといって、
冷めたわけじゃない。
むしろ逆で、
ようやく自然になった気がしている。
無理をしない。
急がない。
証明しない。
それでも続いている。
サウナが特別だった頃も、
きっと楽しかった。
追いかけていた頃も、
悪くなかった。
でも今は、
追いかけなくても離れない。
それがいちばん心地いい。
この連載を書きながら、
何かを結論づけようとは思わなかった。
ただ、
今の自分との距離を確かめていただけだ。
また、変わるかもしれない。
急に熱が戻るかもしれないし、
もっと静かになるかもしれない。
それでもたぶん、
なくならない。
サウナと、距離ができた話。
終わりというより、
今のところの話。


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