最近、会う回数が減った人がいる。
昔は毎週のように会っていたのに、今では数か月に一度。
それでも不思議と疎遠になった気はしない。
会えば昨日の続きみたいに話が始まる。
近況を聞いて、少し笑って、それぞれまた日常へ戻っていく。
若い頃は、頻繁に連絡を取ることが関係を続けることだと思っていた。
でも今は少し違う。
無理に会わなくてもいい。
無理に連絡を取らなくてもいい。
それでも続く関係があることを知った。
サウナ仲間やフロ友もそうだ。
たまに予定が合って、一緒に施設へ行く。
ずっと一緒に行動するわけではない。
サウナに入れば、それぞれ自分の時間を過ごす。
出たあとに少し話して、サ飯を食べて帰る。
それだけだ。
でも、その「それだけ」が心地いい。
会わない時間があるからこそ、会った時にちょうどいい距離感でいられるのかもしれない。
大人になると、みんなそれぞれ忙しい。
仕事もある。
家族もいる。
住む場所も変わる。
若い頃みたいに頻繁に会うことは難しくなる。
それでも続く関係は続く。
むしろ、無理をしなくなったから続いている関係もある気がする。
サウナからの帰り道。
ふとそんなことを考えた。
会う回数じゃなくて、一緒にいて心地いいかどうか。
大事なのは案外、そっちなのかもしれない。


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