久しぶりに、
「あぁ、好きだな」と思った。
特別な出来事があったわけじゃない。
熱さも、
水の冷たさも、
いつもと同じだった。
なのに、
なぜか心に残った。
静かな外気浴の時間。
何も考えていない瞬間。
ただ座っているだけの時間。
それが、妙に愛おしかった。
最近は、
ととのうことも求めないし、
記録もしないし、
誰かに話すことも減った。
それでも、
ふとした瞬間に思う。
やっぱり好きだな、と。
熱が戻ったわけじゃない。
盛り上がったわけでもない。
ただ、
そこにあってよかった、と思った。
好きでいる理由を
説明できなくなってきた。
でも、それでいい。
理由がなくても続いているものは、
たぶん本物だ。
特別じゃなくなったからこそ、
ちゃんと残っている。
日常の中に溶けて、
静かに存在している。
それでも、やっぱり好きだと思った日。
それだけで、
しばらくは十分だった。


コメント