…飲み会に向かう途中、気づけば清澄白河の辰巳湯の前に立っていた。

予定していたわけじゃない。
でも、動線の中に辰巳湯があったら、素通りできなかった。
清澄白河という街は、
カフェやギャラリーの印象が強いけれど、
そのすぐそばに、こうして静かに呼吸している銭湯がある。
17:30。
「少しだけ入ろう」と、自分に言い訳をして暖簾をくぐる。

久しぶりに訪れた辰巳湯は、
入り口の壁紙や雰囲気が以前よりも少し綺麗になっていた。
派手な変化ではないけれど、
「この場所は大切にされ続けている」ことがすぐに伝わってくる。
清澄白河の街に溶け込む“風呂サウナ愛”
辰巳湯は、流行を追いかける銭湯ではない。
でも、止まっている銭湯でもない。

サウナ室にはオートロウリュ。
そして、木の板にアロマ水をかけるウォーリュウの仕掛けもある。
温度は、少し高め。
やさしいというより、ちゃんと効くサウナ。
でも、不思議と苦しくはない。
この“ちょうどいい熱”の作り方に、
店主の風呂サウナ愛が、静かににじんでいる。
清澄白河の空気と同じで、
主張しすぎず、でも芯がある。
秘密基地みたいな、ととのい動線
辰巳湯は、もともとの造りが面白い。
特に魅力的なのが、
秘密基地のようなととのいスペース。
露天風呂を抜けた先に、
漫画が読める夢の空間が広がっている。
清澄白河の住宅街の中に、
こんな“余白の場所”が残っていることが、少し嬉しくなる。
脱衣スペースには、ゆったりしたソファ。
サウナが終わったあとも、自然と腰を下ろしてしまう場所。
「もう少しだけ、ここにいよう」
そう思わせてくれる動線が、
辰巳湯にはちゃんと用意されている。
ほっこりするフィンランド写真展
この日は、館内でフィンランド写真展が開かれていた。
といっても、大々的な展示ではない。
普通の写真サイズの作品が、壁にちょこちょこと貼ってあるだけ。
でも、その距離感がちょうどいい。
湯気の中で眺める、静かな風景写真。
清澄白河の落ち着いた空気とも、不思議とよく馴染んでいた。
そして、持ち帰り自由のポストカード。
気づけば、その中から2枚を選んで、戦利品としてポケットに入れていた。
高価でも、派手でもない。
でも、この日の記憶をちゃんと連れて帰れる、ちょうどいいサイズの思い出。
思わず「いいなあ」と、声に出さずにつぶやいてしまう。
そんな、ほっこりする展示だった。

清澄白河で、静かに進化し続ける銭湯
辰巳湯は、清澄白河の街に根を張りながら、
少しずつ進化を続けている。
大きく変えない。
でも、止まらない。
その姿勢が、とても心地いい。
カフェやギャラリーが増えても、
辰巳湯は辰巳湯のまま。
でも、ちゃんと今の清澄白河の空気を吸っている。
地元に愛されつつも
次はどんな進化をとげるのか楽しみな場所。
自分も、こういう愛される場所でありたい。
こういう仕事の仕方をしたい。
辰巳湯は、
ただ身体を温める場所ではなく、
在り方をそっと教えてくれる場所でもある。
今日は、飲み会前の2セット。
それで十分だった。
清澄白河の街の途中にある辰巳湯は、
寄り道として、ちょうどよすぎる銭湯だった。
予定外に立ち寄ったはずなのに、
帰る頃には、ちゃんと必要な時間だったと思えている。
また、清澄白河に用事がある日に。
きっと、同じように吸い込まれるんだと思う。
施設・店舗情報
サウナ施設:辰巳湯
【基本情報】
・住所:東京都江東区三好1-2-3
・アクセス:東京メトロ半蔵門線/都営大江戸線清澄白河駅 徒歩3分
・駐車場:なし(裏にコインパーキングあり)
・営業時間:14:00〜24:00、11:00〜24:00(土日)
・定休日:月曜日(祝日の月曜日は土日営業時間で営業)
・料金:入浴550円+サウナ500円
・共通入浴券:利用可
・支払方法:現金・クレジットカード・電子マネー
【設備・備品情報】
・シャンプー/ボディーソープ:あり
・化粧水:なし
・綿棒:あり
・ドライヤー:あり(無料)
・タオル:サウナ利用で付属(タオル1枚/バスタオル1枚)
リンク
【公式】
・公式:https://tatsumiyu.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/tatsumi_yu_koutouku?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
【参考】
・サウナイキタイ:https://sauna-ikitai.com/saunas/1858
【地図】
・Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/MdPkG7MaMQN5txu96


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